財務省、新国債「GX経済移行債」の入札実施 世界初の政府による「移行債」
財務省は14日、脱炭素社会への移行を目的とした新たな国債「GX経済移行債」の入札を実施しました。政府による「移行債」の発行は世界で初めてです。
14日から政府が発行するのは「クライメート・トランジション利付国債」、いわゆる「GX経済移行債」といわれる国債です。
海外では再生可能エネルギーなどの発電に資金の使い道を絞った「グリーンボンド」がありますが、脱炭素社会への「移行」を目的とした国債の発行は世界で初めての試みです。将来導入する予定の、カーボンプライシングの負担金などを償還の財源としています。
初日のこの日は10年債、今月27日には5年債をそれぞれ8000億円程度発行し、10年間で20兆円規模とする予定です。
政府は2050年の脱炭素社会の実現に向け投資を呼び込みたい考えです。