「良い年になるように…」郡山での「一番マグロ」は35万4200円!
5日、郡山市の卸売市場では初競りが行われました。
5日、夜明け前の郡山市の卸売市場。
■河岸修登リポート
「きょうは2025年の初競りです。ここから飲食店や小売店に魚が届けられていきます」
午前6時から始まったのは本マグロの初競りです。東京の豊洲市場では青森県大間産、276キロのクロマグロが2億700万円と過去2番目の高値に。
■関係者は
「豊洲に負けない相場をお願いします。」
はたして、郡山での「一番マグロ」の価格は?威勢のいい掛け声で始まった初競り。千葉県銚子港で水揚げされた77キロの本マグロが35万4200円で競り落とされました。1キロあたり4600円と通常より1000円から2000円高く、初競りならではのご祝儀相場に。
■株式会社 山吉 矢吹 直弥 常務執行役員
「去年だいぶ落ち込んだ部分があったので、良い年になるように思って買いました」
一番マグロをせり落とし良い年になるよう願う一方で、懸念することも。
■株式会社 山吉 矢吹 直弥 常務執行役員
「魚は高くなってしまって、いままで獲れていた魚が獲れない。サンマ・イカという大衆向けの魚がすごく高くなっているということで」
魚が獲れない上に燃料費の高騰などが魚の価格を押し上げていて、今年も同じような傾向が続きそうです。一方、午前7時からは野菜や果物の初競りも。去年は、天候不順の影響で比較的、価格変動が少ないと言われるジャガイモが1キロあたり30円から40円ほど値上がり。ほかにも…食卓におなじみ“キャベツ”が例年の倍ほどの価格になるなど野菜の高騰が続きました。市場関係者は今年も天候次第で野菜の価格が高騰する可能性があると話しています。