日経平均株価をめぐるニュースです。5日の暴落から一転、東京株式市場では6日、買い戻しの動きが広がり、日経平均株価は大きく値を上げました。

今年から新NISAが始まるなど、貯蓄から投資という動きが広がるなかで起きている今回の株価の乱高下。投資の相談窓口に多くの人が訪れるなど、県内でも影響が広がっています。

アメリカの景気が後退するとの心配などから、5日、東京株式市場で日経平均株価は、前の週末より4451円あまり値を下げる歴史的な大暴落となりました

市場にも動揺が広がり、6日の日経平均株価はどうなるのか、注目が集まりました。

そして、市場が開くと、東京株式市場は全面高の展開に。6日の日経平均株価は、5日から3217円あまり値を上げ、3万4675円46銭で取り引きを終えました。

大暴落の反動で買い注文が殺到した形で、上げ幅は、過去最大となりました。

ただ、乱高下する株価に不安は隠せません。6日、福島市で投資信託などの相談を受け付けている窓口を訪ねてみると…

■ファイナンシャルプランナー みんなの保険屋さん イオン福島店 竹内義人 店長
「一番問い合わせが多かったのは「このまま（株を）保有していていいのかな」という恐怖。もうストレスから解放されたいという人も多い」

株価の大幅な下落を受けて、5日は、普段の倍の20件あまりの相談が寄せられたといいます。また、6日も5日ほどではありませんが、株価の今後に関する相談があったと言います。

■ファイナンシャルプランナー みんなの保険屋さん イオン福島店竹内義人 店長
「2000年にITバブルが崩壊、2008年にリーマンショック、2016年にマイナス金利（政策）があって、8～10年刻みくらいでこういった下落は起こっていた…」

相談のたびにファイナンシャルプランナーの竹内さんは、長期的な視点に立った冷静な対応を呼びかけています。

鈴木財務大臣は5日、新NISAなどを活用して投資を始めた人に対して、冷静に判断してもらいたいと呼びかけました。