ベーカリー・カフェ 博多阪急で「フランスフェア」現地で人気の41店舗が出店 「蚤(のみ)の市」も再現 福岡
フランスをテーマにグルメや雑貨を集めた「フランスフェア」が12日から、福岡市の百貨店で始まりました。円安や物価高の影響で“海外旅行控え”の傾向が続く中、旅行気分を楽しんでもらおうという思いです。
福岡市の博多阪急で始まった「フランスフェア」は、開業15年目の記念イベントとして初めて開催し、現地の人気店など41店舗が出店しています。
■吉村史織アナウンサー
「開店と同時に行列ができていたのが、現地の人気ベーカリーです。フランス人の職人が来日し、次々においしそうなパンが焼き上げられていきます。」
パリ郊外に店を構えるパン専門店「フレッド」は九州初出店です。フランスの人たちの朝食に欠かせないクロワッサンなどが並び、香ばしい香りを漂わせています。
■吉村アナウンサー
「これはセボーン(おいしい)です。パンというよりパイのような軽さで、バターの香りがすごくしっかりしています。」
担当者は、近年は円安や物価高の影響で“海外旅行控え”の傾向が続く中、会場で現地の雰囲気を体感してほしいと話します。
■博多阪急 催事担当・浜路千尋さん
「会場にはフランスのゲストが6人来ているので、その方々の話を聞いていただいて、なかなかフランスに行けない今だからこそ、フランスの文化をこの会場で感じていただければと思います。」
会場には、フランス文化を体感できる現地の人気店を再現したカフェも。フランスのカフェでは、多くの店にアルコールのメニューがあります。
■吉村アナウンサー
「おいしい。昼からカフェでお酒を楽しむのがフランス流だそうです。」
昼から、いわゆる“ちょい飲み”を楽しむ習慣があるといい、定番のお供はホットサンドの一種「クロック・ムッシュ」です。
■吉村アナウンサー
「チーズが濃厚。ホワイトソースと相まってコクが広がります。」
オリジナリティあふれる掘り出し物を見つけるのが大好きだというフランスの人たち。会場には、現地で週末に開かれる「蚤(のみ)の市」が再現されています。
■買い物客
「いろんな雑貨を見に来ました。カフェオレボウルのアンティークのボタンがあったので買ってきました。このまま眺めて飾るか、何かに付けるか、ゆっくり考えたいと思います。」
「トレー、娘用です。(フランス旅行に)興味はあります。すてきなところなので。」
こちらのブースでは、デザイナー自ら来日し、色とりどりのビーズを使った1点物の「刺しゅうブローチ」作りが実演されていました。
■デザイナーのマリアンヌ・バトルさん
「皆さんぜひ私の仕事を見に来てください。日本の方々は手仕事やアートに敏感なので、きっとよさをお分かりいただけます。」
フランスフェアは、博多阪急で16日まで開かれています。