【実証実験】収穫したばかりの夏野菜を特急ソニックで博多駅に トラックドライバー不足で鉄道を活用「関西にも販路拡大を」 福岡
野菜を特急ソニックで
2日、福岡県宗像市でとれたばかりの新鮮な野菜を、特急列車で福岡市に運ぶ実証実験が行われました。
■奥村誠悟 記者
「いま、ソニックからコンテナが降りてきました。中にはたくさんの野菜が入っています。」
午前、宗像市で収穫された、サツマイモやかぼちゃなどの夏野菜を中心とした農産物およそ70キロ・グラムが特急列車ソニックで赤間駅を出発し、およそ30分後、博多駅に到着しました。
これは、トラックドライバー不足が社会問題となるなか、宗像市がJR九州と連携し、特急列車で地元の農産物を新鮮なまま都市圏に届ける実証実験です。到着した野菜は博多駅のイベントで販売されました。
■宗像ファームガーデン・伊津 玲奈さん
「軽トラックで持ってくることが多いので、コンディションが心配。今回いい環境で届けていただけた。」
宗像市の担当者は「関西方面にも販路を拡大できるよう、鉄道会社との連携を強化していきたい」としています。