【倒産】(株)フジタ企画(八戸)が破産手続き開始 負債総額は約1億円 「割烹さんりく」運営
帝国データバンク八戸支店と東京商工リサーチ八戸支店によりますと、フジタ企画(八戸市六日町、山岸寿悦社長)は、9月13日に青森地裁八戸支部より破産開始決定を受けました。
負債総額は約1億円です。
フジタ企画は1977(昭和52)年設立で、1972年に現在の「割烹さんりく」を開業、1977年7月に法人化しました。
八戸市の中心街に店舗を構え、郷土料理などを提供し、地場の宴会需要から観光客にまで対応し、1994年4月期には売上高3億円を計上し業績のピークとなりました。
その後は、市況の低迷や宴会需要減少などから減収基調を強いられ、2020年4月の売上高は1億2950万円に留まっていました。
その様な中、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言以降の外食需要落ち込みで客足が急減し、2021年4月期の売上高は7600万円にまで落ち込んでいました。
2023年5月に、新型コロナウイルス感染症が5類移行となってからも客足は回復しなかったほか、物価高による食材等の仕入コスト高騰、人手不足も加わって厳しい経営を強いられていました。
その様な状況から、2024年8月17日で「割烹さんりく」の営業を終了していました。