上越新幹線の新潟駅と長岡駅で「ウォークスルー改札」顔認証実証実験へ ことし秋頃 JR東日本

JR東日本は8日、上越新幹線の新潟駅と長岡駅できっぷやICカードを持たずに通れる「ウォークスルー改札」の実現に向けた顔認証実証実験をことし秋頃に行うと発表しました。
「ウォークスルー改札」とは事前に顔写真やきっぷ情報を登録した利用者が、きっぷなどがなくても改札口に設置された顔認証改札機で通れる仕組みで、実現するときっぷの投入やICカードをタッチすることなく改札を通れるようになります。
大きな荷物を持っていたりベビーカーなどを使用したりしていても、きっぷなどを出さずに改札を通過できるため利用客の利便性が高まるといいます。
今後、予定されている実証実験では、顔認証改札機を新潟駅の新幹線東改札と長岡駅の新幹線改札に各1通路で設置される予定です。
実証実験の対象となるのは新潟駅と長岡駅の間の新幹線定期券(Suica FREXまたはSuica FREXパル)を持っている利用客で、今後、モニター参加者を募集するということです。
モニター参加者の募集など詳細は、ことし夏頃に発表するとしていて長岡駅でモニター参加者の受け付け登録が実施されるということです。
JR東日本は「ウォークスルー改札」の実現に向け、顔認証以外でも検討していて2027年春頃には、在来線でも実証実験を行い今後10年以内に実現を目指していくとしています。