【交通・乗り物NEWS】JR東日本 昨年度の利用状況 新潟駅などで新幹線乗車人員が20%超の増加 一方、利用が少ない在来線も 《新潟》
JR東日本は27日までに2023年度の各駅の乗車人員や路線別利用状況を発表しました。新幹線駅別の1日平均乗車人数は新潟駅や燕三条駅などが前年度比20%を超える増加となりました。
JR東日本によりますと、首都圏での新幹線駅別の1日平均乗車人員は、東京駅が65,056人で前年度比27.2%増、上野駅が11,559人で21.2%増、大宮駅が30,291人で19%増でした。
上越新幹線の県内駅では、以下のような増加となりました。
越後湯沢が3,099人で12%増
浦佐駅が692人で15.6%増
長岡駅が4,158人で16.9%増
燕三条駅が1,659人で26%増
新潟駅が8,908人で24.5%増
北陸新幹線の上越妙高駅は1,993人で28.4%増
「新潟だけでなく全体的に増加傾向」
JR東日本は取材に対し、「新型コロナ感染症の5類移行や観光・インバウンド需要の回復などもあり、前年を大きく上回る利用になった」としていて、「関東・東北なども同様の傾向があり新潟だけでなく全体的に増加傾向にある」としています。
県内9区間が1,000人未満
新幹線と在来線の平均通過人員(1日1キロあたりの平均乗客数)も発表されました。上越新幹線の越後湯沢~新潟は20,085人で、2022年度より4301人増えています。
一方、在来線では、“利用が少ない”1,000人を下回る平均通過人員が県内では7線9区間ありました(県境区間含む)。
・越後線の柏崎~吉田が629人
・弥彦線の弥彦~吉田が473人
・磐越西線の津川~五泉が426人
・磐越西線の野沢(福島県)~津川が102人
・飯山線の戸狩野沢温泉(長野県)~津南が84人
・飯山線の津南~越後川口が342人
・只見線の只見(福島県)~小出が121人
また、上越線の扱いとなる越後湯沢~ガーラ湯沢(主に冬期間の運行)が775人、豪雨災害により代行バスが運転されている米坂線の小国(山形県)~坂町が参考値として86人となっています。