【特集】国道の「起点」と「終点」の数が国内最多! “国道の聖地”として注目される新潟市の本町交差点 地域の活性化目指すプロジェクトに密着 《新潟》

新潟市の本町交差点は国道の始まり「起点」と終わりの「終点」の数が日本一。
国道の聖地として実は全国から注目されているのです。
そんな中、「ない」ものねだりではなく、「ある」ものさがしで街の活性化を目指すプロジェクトに密着しました。
6月16日、新潟市中央区本町交差点のアーケードにとあるモニュメントが設置されました。
縦に並んだ8つの国道の標識。
新潟市の本町交差点、実は道路の始まりと終わりを表す国道の起点と終点、「起終点」が日本最多なのです。
この本町交差点からは日本の主要幹線、通称「ヒトケタ国道」が2つも伸びていたり、新潟と関東を結ぶ国道17号、海の上を通る国道350号など様々な国道がこの本町交差点に重なっているのです。
国道の起終点が集中することが全国的にどれだけ珍しいのか、国道愛好家として知られる佐藤健太郎さんはこう話します。
〈国道愛好家 佐藤 健太郎さん〉
「8国道の起終点っていうのは日本で新潟と高知だけですので、そこは必ず抑えておかなければいけない。必ず訪れておかねば『モグリ』と言われてしまうような必修単位の1つですね」
ここ本町交差点は国道ファンにとっては「国道の聖地」なのです。
〈国道愛好家 佐藤 健太郎さん〉
「国道の起終点は必ず『大都市でなければならない』みたいな、道路法で細かい規定がいくつかあるんですけど、日本海側の最大の都市である新潟に集まるのは必然のこと。色々な川が集まり1本になって信濃川に流れ込むように、色々な国道が集結していくという意味ではロマンを感じる」
そんな国道ファンの思いとは裏腹に、本町交差点の目の前に住んでいた経験があるという永井さんは……
〈以前 本町交差点前に在住していた 永井 隆太さん〉
「なんとなく道標があったんので、意味のあるところだということは小さい頃からは存じ上げていたんですけど、そこまで価値があるものだとは思わなかった」
国道についての石碑はすでに設置されていますが、街の人は足元を見ることなく通りすぎて行ってしまいます。