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【速報】小林製薬「紅麹」出荷先の5社5製品 健康被害報告の摂取量超えが判明 国に『未報告』が発覚

2024年7月26日 18:36
【速報】小林製薬「紅麹」出荷先の5社5製品 健康被害報告の摂取量超えが判明 国に『未報告』が発覚
富士カプセル製造のノエビア「DHA&EPA」

 小林製薬と厚生労働省は26日、「紅麹」原料の出荷先だった225社のうち、5社の5製品について、健康被害が報告されている1日あたりの紅麹の摂取量(100ミリグラム)を超えていたことが明らかになったと発表しました。

 これまで「紅麹コレステヘルプ」など3商品以外は、「該当しない」と報告されていましたが、調査の際に見落としていたということです。

■発表されたのは、以下の5社が製造した5商品

①富士カプセル製造のノエビア「DHA&EPA」(1日あたりの摂取量が100ミリグラム)
②ピィシーシステム製造のサンクウェル「脂減流」(1日あたりの摂取量が200ミリグラム)
③セイユーコーポレーション製造の商品
④アスナロ化工研究所製造の商品
⑤日本ヘルス製造の商品

 このうち①ノエビア「DHA&EPA」と②サンクウェル「脂減流」については、プベルル酸が検出されたロットを使用して製造された可能性があるということです。

■小林製薬は厚生労働省に「該当商品はない」と回答、しかし再検証で見落としが発覚

 厚生労働省は小林製薬に対し、紅麹原料の取引先について、1日の紅麹の摂取量が「紅麹コレステヘルプ」などと同等量(100ミリグラム)以上の製品か、過去3年間に医師からの健康被害の報告があった商品について報告を求めた際、「該当商品はない」と回答していました。

 ところが、厚生労働省からの指摘を受け、再検証した結果、5社5製品の見落としが発覚したということです。

 ①と②については3月に自主回収が始まり、現在は市場に流通しておらず、過去3年間の健康被害の情報はないとしています。

■小林製薬は“改めて厚生労働省に正確な報告をする”

 小林製薬は「ご報告申し上げるべき事項をご報告できていなかったこと、大変申し訳ございません。当社の至らぬ点により、皆様にご迷惑をおかけしてしまましたことを、重ねて心よりお詫び申し上げます」とコメントし、7月末までに改めて厚生労働省に正確な報告をするとしています。

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