レジでの会計が必要ない、新しい形の無人店舗が県庁の防災新館の一角にオープンしました。
　
　深刻化する人手不足の解消などにつながることが期待されます。

松永記者
「このお店にはレジもお店のスタッフもいません。しかし、このように商品を買うことができます」

　県庁の防災新館1階に7月10日、オープンしたのはレジを通らずに買い物ができるウォークスルー型の無人店舗です。

　店内にはお菓子や飲み物、山梨の土産物などが並び、事前にLINEを通じてクレジットカードを登録しておけば、商品を持ち出すだけで自動的に会計を済ますことができます。

　店内18箇所のカメラと重量センサーで商品を認識し、入店時に読み取った二次元コードで客個人とひもづける仕組みです。

　この無人店舗は昭和町の総合サービス企業「アルプス」が県の支援事業を活用してオープンしたもので、人手不足や人件費の高騰といった課題の解消が期待されます。

無人店舗を運営するアルプス 大石寛之さん
「人手不足ということもあって、少人化を目指す目的も合わせて導入した。今後より多くのお客様に体験していただければ」

　アルプスでは今後、県内の道の駅やサービスエリアなどでもこのシステムを展開していく考えです。