トランプ大統領、米輸入の銅に関税か…検討開始

アメリカのトランプ大統領は25日、アメリカが輸入する銅に対し、関税を課すべきかの検討を始めました。
トランプ大統領は25日、大統領令に署名し、銅の輸入が安全保障上の影響があるか調査するよう、商務省に指示しました。
防衛装備やインフラなどに必要な銅や銅製品について「海外への依存度が高まっている」と指摘し、銅の輸入が安全保障を損なう恐れがあるか判断する措置が必要だとしています。
商務省は270日以内に、調査結果や関税や輸入制限などの対抗措置が必要かを勧告します。関税の発動時期や税率は明らかになっていません。
政府高官は「中国が世界市場を支配しようとしている」「アメリカには十分な埋蔵量があるにもかかわらず、輸入依存度が劇的に上昇している」と指摘しました。
トランプ大統領は、アメリカに輸入される鉄鋼とアルミニウムに25%の関税を課す大統領令に署名しています。
最終更新日:2025年2月26日 11:29