アメリカのホワイトハウスは25日、トランプ大統領の代表取材を行う記者について、今後は政権側が決定すると表明しました。

ホワイトハウスのレビット報道官は25日、「ワシントンを拠点とする一部の記者がホワイトハウスへのアクセスの特権を独占すべきではない」として、今後はトランプ大統領の代表取材を行う記者をホワイトハウスが決定すると表明しました。

ストリーミングサービスなど、伝統的なメディアとは視聴者層が異なるメディアを新たに参加させるとしています。

大統領執務室など取材ができる人数が限られる場所では、大手メディアで構成する「ホワイトハウス記者会」が、代表取材を行う記者を決定しています。

ホワイトハウス記者会は声明で、「報道の独立性を引き裂こうとしている」などと反発しています。

トランプ政権は、“メキシコ湾から「アメリカ湾」への名称変更に従わない”としてAP通信の取材を規制するなど、メディアへの圧力を強めています。