英ジョンソン首相 続投表明から一転「辞意」ナゼ? 後任は…
イギリスのジョンソン首相が辞任を正式に表明しました。続投の表明から一転、なぜ辞任を表明するに至ったのでしょうか。イギリスから中継です。
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首相への辞任圧力が高まる中、ジョンソン首相は6日まで強気に続投を表明していました。この段階ではまだ、巻き返しを模索していたとみられます。
しかし、7日になっても閣僚らの辞任ドミノは止まらず、辞任した閣僚の後任がさらに辞任するということが起きました。側近の閣僚からも退陣するよう説得され、いわば孤立無援の状態に。
また、与党・保守党内では、あらためて党首の不信任決議を行う動きが出ていました。投票になれば与党党首、つまり首相の座を追われる可能性が高く、ジョンソン首相は完全に追い詰められたというわけです。
――次の首相は誰になりそうでしょうか?
与党・保守党は新たな党首を選び、新首相が誕生する予定です。
後継候補ですがBBCなどでは、トラス外相や、辞任ドミノの発端となったスナク前財務相やジャビド前保健相などの名前があがっています。
ただ、新首相の就任は9月になると報じられていて、ジョンソン首相がその間、暫定的に職務を続けることに対する批判も高まっています。