金正恩総書記出席の新型兵器の式典 北朝鮮メディアが動画公開
北朝鮮の国営メディアは、金正恩総書記が出席した新型弾道ミサイルシステムの引き渡し式の模様を動画で公開しました。
北朝鮮の朝鮮中央テレビは金正恩総書記が4日、首都・平壌で開かれた新型弾道ミサイル発射台250台を部隊に引き渡す式典に出席したとして、動画を公開しました。金総書記のすぐ近くには、ジュエ氏とみられる娘の姿も確認できます。
会場には新たに開発されたという移動式発射台とミサイルらしき物が展示され、金総書記は直接手を触れながら説明を受けました。この新たな弾道ミサイルシステムは、金総書記自らが構想したということです。
金総書記は演説で、「我が国家の自衛的な国防力を絶え間なく強化する上で戦略的な意義の大きい課題を成し遂げた」と強調しました。この兵器が「国境地域で重要な軍事活動を担当する」とも述べていて、韓国との軍事境界線付近の部隊に配備することで、韓国軍と在韓米軍をけん制する狙いがあるとみられます。
式典ではミサイルの運用を担当する部隊に金総書記から部隊旗が手渡され、早速、移動式発射台のパレードも行われるなど、新型兵器を大々的にアピールしています。