ヨーロッパ中央銀行 政策金利0.75%引き上げへ
ECB(=ヨーロッパ中央銀行)は27日、加速するインフレを抑え込むため、政策金利を通常の3倍となる0.75パーセント引き上げることを決めました。利上げは3回連続です。
ヨーロッパ中央銀行は27日、金融政策を決める定例理事会を開き、先月に続いて主要な政策金利を通常の3倍となる0.75パーセント引き上げ、2パーセントにすることを決めました。
ロシアのウクライナ侵攻などの影響で、ドイツやフランスなどユーロ圏の消費者物価指数の上昇率は先月、過去最高の9.9%となっていて、大幅な利上げで、加速するインフレを抑え込む狙いがあります。利上げはことし7月以降、3回連続です。
ECBは声明で、「インフレ率はまだ高すぎる水準にある。さらに利上げを行うことを想定している」としています。