ロシアがウクライナのインフラ施設への攻撃を強めています。首都・キーウでは18日、エネルギー供給施設が攻撃を受け、3人が死亡しました。

首都・キーウでは18日、エネルギー供給施設がミサイルによる攻撃を受け、3人が死亡したということです。

また、キーウの西にあるジトーミルでも同様の攻撃があり、地元市長は「各所で停電や断水が起きている」としています。

ゼレンスキー大統領は今月10日以来、ロシアによる攻撃で国内の発電所の30%が破壊され、大規模な停電が起きているとしています。その上で、一連の攻撃について、「重要なインフラ施設を狙ったテロ攻撃だ」と批判しました。

こうした中、ロシアのペスコフ報道官は、併合したウクライナの4つの州がロシアの「核の傘」に入るか記者団から聞かれ、「ロシアの他の地域と同様の安全が確保される」と述べました。攻撃を受けた場合、「核の傘」のもとで守られるとの認識を示したもので、ウクライナや欧米諸国をけん制する狙いがあるとみられます。