国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」は14日、今年、身柄を拘束された世界のジャーナリストは533人で、過去最多を記録したと発表しました。

「国境なき記者団」によりますと、2022年1月1日から12月1日までに拘束されたジャーナリストは533人で、去年よりも13.4％増えて過去最多だったということです。この中には女性も78人含まれています。

また、57人が死亡、65人が人質になり、49人が行方不明になっていると発表しました。死亡した57人のうち8人はウクライナ侵攻取材の犠牲者だったとしています。

また、拘束された人数がもっと多かったのは中国で、110人。次がミャンマーで62人、3番目はスカーフの着用をめぐって大規模なデモが起きたイランで、47人だったとしています。

ドロワール事務局長は「拘束されたジャーナリストの数が過去最多を記録したことは、政府に抵抗し、ジャーナリズムの自由・独立のため連帯する必要があるということの証左だ」とコメントしています。