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タリバンが女性やメディアへ圧力…抑圧される“女性キャスター”の思い

2022年8月14日 17:31
タリバンが女性やメディアへ圧力…抑圧される“女性キャスター”の思い

アフガニスタンでイスラム主義勢力タリバンが再び実権を握ってから、15日で1年です。タリバンが女性やメディアへの圧力を強める中、今も出演を続ける女性キャスターが取材に対し、「自由に物事を決められる国にしたい」などと今の思いを語りました。

女性の権利を抑圧するタリバンは今年5月、報道機関に対し、女性キャスターは、出演時、目以外の顔を隠すよう命令しました。タリバンの復権後、女性キャスターの出演を取りやめたテレビ局もあります。

女性キャスター「さまざまな規制のせいで、今は以前のようなモチベーションや目標がない」

メディアへの統制が強まっているため、タリバンに関するニュースを伝える際には、発言に細心の注意を払いながら、仕事を続けています。

女性キャスター「すべてのアフガン人が自由に物事を決められる国にしたい。そのためにこの仕事を続けている」

タリバン復権後、およそ600のメディアのうち、半数は閉鎖に追い込まれ、職を失ったジャーナリストの7割が女性だということです。