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プーチン氏“肝いり”国際経済フォーラム開催 様変わり…欧米や日本の参加なし

2022年6月17日 18:10

ウクライナ東部の最前線の様子とされる映像が公開されました。こうした中、制裁を受けるロシアでは16日、世界から投資を呼び込もうと大規模なイベントを開催しました。今年は欧米や日本の関係者は参加を辞退し、ロシアに経済制裁を科していない中東や、アフリカ諸国などからの参加が大部分を占め、例年とは様子が一変しています。

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一進一退の攻防が続くウクライナ東部の要衝「セベロドネツク」で、10日に撮影したとみられる映像が公開されました。

「降りてこい!」

「降りられない! 撃たれているんだ!」

ウクライナ側の部隊が、ロシア軍と至近距離で銃撃戦を繰り広げています。

16日、ルハンシク州・ハイダイ知事のSNSによると、隣町のリシチャンシクで、市民らが避難する建物が空爆を受け、少なくとも4人が死亡したとしています。

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こうした中、フランス、ドイツ、イタリア、ルーマニアの首脳が、ウクライナのキーウを訪問。ゼレンスキー大統領と会談し、ウクライナのEU加盟申請を後押しすることを表明しました。

フランス マクロン大統領
「私たちは、ウクライナがヨーロッパの一員であることを、言葉だけではなく行動で示したいと、ともに確認した」

西側諸国がウクライナ支持で団結する姿をアピールする中、一方のロシアでは16日、サンクトペテルブルクで、プーチン大統領の“肝いり”とされる国際経済フォーラムが始まりました。

「とてもかわいいお嬢さんですね。私のアイスクリームと、新鮮で香ばしいコーヒーは最高ですよ」と接客するアンドロイドや、地方の特産品など様々なブースが設置されています。

ウクライナへの軍事侵攻を受け、今年は欧米や日本の関係者は参加を辞退しました。約40の中国企業が参加したほか、ロシアに経済制裁を科していない中東や、アフリカ諸国などからの参加が大部分を占め、例年とは様子が一変しています。

イスラム主義勢力「タリバン」が復権した、アフガニスタンからの代表団の姿もあり、あたかも、ロシアとの友好を維持する「もうひとつの国際社会」が一堂に会したようです。

また、会場ではロシアが一方的に併合した、ウクライナ南部のクリミア半島を紹介したり、東部の親ロシア派とロシア側との協定調印式を行ったりするなど、ここでも、“ロシア支配の既成事実化”のアピールに余念がありません。

親ロ派「ドネツク人民共和国」代表 プシリン氏
「いい話だ。ロシアと『ドネツク人民共和国』にとって、新たな経済交流の機会になる」

日本時間の17日夜にはプーチン大統領も現地入りし、演説を行う予定です。