ロシア経済フォーラム ウクライナ侵攻で“様相が一変”
ロシアが外国企業などに投資を呼びける国際経済フォーラムが北西部サンクトペテルブルクで15日から開催されていますが、ウクライナ侵攻を受け例年とは違った様相になっています。
プーチン大統領の肝いりとされるこのフォーラムは毎年開催され、ロシア最大級の経済イベントです。
コロナ禍の去年も141か国から参加がありましたが、今年はウクライナ侵攻を受け、欧米や日本の関係者は参加を辞退しています。
このため多くはロシアに経済制裁を科していない中東やアフリカ諸国などからで例年とは様相が一変しています。
エジプトの実業家「エジプトは世界最大の小麦輸入国でロシアの小麦が必要だ」
また、中国メディアによりますと、およそ40の中国企業が様々な分野で参加し、ロシアの中国の連携強化をアピールするなど存在感を示しました。
一方、フォーラムにはウクライナ東部で親ロシア派が実効支配する地域の代表も参加し、ロシア側と復興支援についての協定に調印しました。
親ロシア派代表・プシリン氏「いい話だ。ロシアと『ドネツク人民共和国』にとって、新たな経済交流の機会になる」
17日にはプーチン大統領も現地入りし、演説する予定です。