ウクライナ侵攻きょうで3か月 戦闘“長期化”の見通し
ロシアのウクライナ侵攻から24日で3か月となります。東部2州の完全掌握を目指すロシア軍に対し、ウクライナ軍も反撃を続けていて、戦闘は長期化する見通しです。
アメリカの戦争研究所などによりますと、ロシア軍はルハンシク州・ドネツク州の完全掌握を目指しているものの、活発な攻撃は一部の地域に限定されているということです。
また、ロシア軍はウクライナ軍の反転攻勢と戦闘の長期化に備えているとみられると分析しています。
ゼレンスキー大統領「今後、数週間は困難なものになるだろう。しかし我々には戦う以外の選択肢はない」
ウクライナのゼレンスキー大統領は新たな動画で、「戦って勝利し土地と人々を解放する」と改めて徹底抗戦を呼びかけました。
一方、進展がみられない停戦協議については23日、「プーチン大統領抜きで戦争を終わらせる決定はできない」「大統領以外とのいかなる協議も受け入れない」と述べています。
そのプーチン大統領は、ベラルーシのルカシェンコ大統領と会談し、連携して欧米諸国に対抗する姿勢を示しました。
また、「ロシア経済は制裁の打撃によく耐えている」と述べ、制裁に屈しない考えを強調しました。