プーチン大統領「制裁の打撃にきちんと耐えている」
ロシアによるウクライナ侵攻から24日で3か月。ロシア軍は、東部2州の完全掌握を目指す一方、ウクライナ軍も反撃を続けており、戦闘は長期化する見通しとなっています。
アメリカの戦争研究所などの分析によりますと、ロシア軍はウクライナのルハンシク・ドネツク両州の完全掌握を目指しているものの、活発な攻撃が行われているのは一部の地域に限定されているということです。
一方で、ロシア軍は占領した南部などの陣地を強化していて、ウクライナ軍の反転攻勢と戦闘の長期化に備えているとみられるなどと分析しています。
こうした中、ロシアのプーチン大統領は、経済制裁には屈しない姿勢を強調しました。
プーチン大統領「ロシア経済は制裁の打撃にきちんと耐えている。主要な経済指標がそれを示している」
プーチン大統領はまた、ロシアの通貨「ルーブル」の価格も安定しているとしています。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は23日、ロシアに侵略行為の代償をより明確に理解させる必要があるとして、ロシア産石油の禁輸やロシアの銀行の完全封鎖など、さらなる制裁を科すべきだと訴えました。