ウクライナ侵攻で“性的暴力”疑われる事案124件 国連安保理
ロシアによるウクライナ侵攻をめぐって開かれた国連安全保障理事会の会合で、性的暴力が疑われる事案が124件にのぼっていることが明らかになりました。
国連・パッテン事務総長特別代表「国連人権高等弁務官事務所の人権監視チームは、性的暴力の疑いがある報告を124件受け取っています」
国連のパッテン事務総長特別代表によると、今月3日までにキーウ州やハルキウ州など、ウクライナ各地からレイプや脅迫などの性的暴力が疑われる事案が124件報告されました。うち49件が子どもに対するものだということです。
報告を受け、アメリカを始め各国からは、ロシアに対して非難の声が相次ぎました。
ロシアのネベンジャ国連大使は、「ロシアの性的犯罪を告発することは、西側諸国のお気に入りの戦術だ」と主張した上で、「うそを全面的に非難する」と、性的暴力を否定しています。