アメリカ財務省などは2日、ウクライナへの侵攻を受けロシアへの追加制裁として、プーチン大統領が過去に利用した豪華ヨットを差し押さえの対象とすることなどを発表しました。

アメリカ財務省が新たに差し押さえの対象としたのは、豪華ヨットの「オリンピア」などで、プーチン大統領は去年、これらのヨットで、ベラルーシのルカシェンコ大統領と黒海を遊覧したとしています。

またプーチン大統領の海外資産の管理に関わっているとして、プーチン氏に近いロシアのチェロ奏者、ロルドゥギン氏らのアメリカ国内での資産凍結なども発表しました。

一方、アメリカ国務省はロシアの新興財閥＝オリガルヒやロシア外務省のザハロワ報道官ら、プーチン氏に近い人物も個人の制裁対象に指定しました。

さらにアメリカ商務省は、ロシアやベラルーシの71の事業者を事実上の輸出禁止措置の対象に加えることも発表しました。