米バイデン大統領の失言、大統領選への影響は 撤退論の噴出必至…言い間違えに冷ややかな反応
アメリカ大統領選挙からの撤退圧力が強まる中、バイデン大統領は11日、国際会議の演説でウクライナのゼレンスキー大統領をロシアの「プーチン大統領」と言い間違えたほか、その後の会見でも言い間違えを重ねました。バイデン大統領の今回の失言、大統領選にどのような影響が出るのか現地に聞きます。
会見でも質疑の冒頭から記者がバイデン氏に対し、まだ出馬をやめる気はないのかと問いただすなど、今回の失言を受けて、さらに撤退要求が強まったことは間違いありません。
会見でバイデン氏はNATO首脳会議の成果を強調しましたが、言い間違えを払拭するには至りませんでした。
NATO首脳会議という大事な国際会議を控えていたこともあり、これまで公然と撤退論を主張する民主党議員はいたものの、その数は限られていました。
ただ会議が終了し、さらにバイデン氏の失言が相次いだことで、今後、民主党議員から撤退論がさらに噴出することは必至です。
早速、アメリカメディアは「今後48時間以内に多数の民主党議員が撤退を求める声明を発表する見込みだ」と伝えました。
さらに、「オバマ氏とペロシ元下院議長が話し合い、トランプ氏に勝つのは難しくなったと懸念を示した」との報道も出ています。