世界各国が2030年までの達成目指し…国連本部で「SDGサミット」開幕
世界各国が2030年までの達成を目指すSDGs(=持続可能な開発目標)をテーマにした首脳級会合「SDGサミット」が開幕しました。
国連・グテーレス事務総長「SDGsは単なる目標のリストではない。SDGsには世界中の人々の希望・夢・権利・期待が込められている」
ニューヨークの国連本部で開幕したサミットの冒頭、国連のグテーレス事務総長はこのように述べた上で、SDGsの進ちょくについて「目標の15%しか達成できておらず、多くが逆行している」と指摘しました。
新型コロナウイルスの感染拡大やロシアによるウクライナ侵攻、気候変動などにより世界的にSDGsの進ちょくは遅れていて、今回のサミットで政治的な機運を高められるかが焦点です。
18日の会合では、「SDGsの達成は危機にひんしている」との認識を示した上で、「野心的で変革的な行動」を約束する政治宣言が採択されました。
サミットは19日まで2日間の日程で開かれ、岸田首相も日本の取り組みなどについて演説を行う予定です。