COP27 グテーレス国連事務総長が演説で“危機感”「アメリカと中国には努力する責任がある」
気候変動対策を話し合う国連の会議=COP27の首脳級会合が始まり、グテーレス事務総長は演説で危機感をあらわにしました。
グテーレス事務総長「我々は後戻りできない地点に危険なほど近づいている。人類は協力するか滅びるかの選択を迫られている」
国連のグテーレス事務総長は7日、このように述べた上で、温室効果ガスの削減に向け、「特に経済大国のアメリカと中国には努力する責任がある」と訴えました。
また、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー危機で化石燃料に回帰する動きが相次ぐ中、フランスのマクロン大統領は、石炭火力発電から脱却するよう各国に呼びかけました。
ことしの会議では、途上国が求める気候変動による「損失と被害」への資金支援などについて話し合われますが、一致できるかは不透明な情勢です。
首脳級会合は2日間行われ、ゼレンスキー大統領もビデオメッセージを寄せる予定です。