中国の人権派弁護士の家族 アメリカに出国
中国で国家や政権の転覆をはかった罪などに問われている人権派弁護士の家族がアメリカに逃れました。中国当局の圧力が子どもの学校などに及んだためとしています。
アメリカに渡航したのは人権派弁護士の常イ平さんの妻・陳紫娟さんと長男です。
人権派として活動してきた夫の常さんは当局に拷問を受けたと訴える動画をSNSに投稿した後、国家や政権の転覆をはかった罪で起訴されました。
妻の陳さんは夫の無罪と釈放を訴える活動をしていましたが、当局からの監視や夫の裁判の傍聴も阻止されるなど圧力を受けていたということです。
こうした中、陳さんは長男と共に先月25日に香港経由でアメリカに出国しました。
出国の理由について陳さんは「当局の圧力が自身の職場や子どもの学校に及び始めていたため」などと話しました。
中国では民主活動家などが拘束された場合、残された家族も監視対象となるケースがあり、身の危険を感じた家族が当局の目を逃れて出国する例が相次いでいます。
※常イ平さんのイは、王ヘンに韋