アメリカ、北朝鮮のミサイル発射を強く非難
北朝鮮が、3日朝少なくとも3発の弾道ミサイルを日本海方面に発射しました。
バイデン大統領はミサイル発射時、ワシントン市内で、8日に迫った中間選挙に向けた演説を行う直前でした。
その後演説を終え、ホワイトハウスに戻りましたが、コメントはしていません。
ただ韓国外務省の発表によりますと、発射をうけて国務省のシャーマン副長官と韓国の外務第一次官が電話会談し、一連のミサイル発射を強く非難しました。
またオースティン国防長官はこちらのあす3日、ワシントンで韓国の李鐘燮国防相と会談する予定で、さらなる対応などを協議するとみられます。
バイデン政権は、度重なるミサイル発射の先に、7回目の核実験の実施があるとみて、北朝鮮に核実験を行わないよう強く求めています。
一方で、ロシアや中国への対応に忙殺される中、バイデン政権の外交の中で北朝鮮の優先順位は決して高くはありません。
ホワイトハウスは対話を通じて北朝鮮の非核化を目指す方針を変えていませんが、北朝鮮は応じておらず、事態を打開する糸口が見えない状況が続いています。