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“過去100年で最強” ハリケーン「イダリア」フロリダに上陸 勢力落とすも“冠水”の街に影響続く

2023年8月31日 22:27
“過去100年で最強” ハリケーン「イダリア」フロリダに上陸 勢力落とすも“冠水”の街に影響続く

30日、アメリカ・フロリダ州を襲ったハリケーン「イダリア」。ハリケーンの強さを表す5段階のうち、「カテゴリー3」で上陸しました。日本の台風で表すと、いわゆる“強い勢力の台風”です。

その強さは、ガソリンスタンドを倒壊させてしまうほど……車を走らせるのも危険な状態です。

「一度止まるよ」
「そうしよう」

人々は立っているのもやっとの状態……。嵐のような暴風雨が街を襲ったのです。
フロリダの北西部に上陸したハリケーンの中では、“過去100年で最強”といわれる「イダリア」。建物が倒壊する被害も出ています。

    ◇

濁流が住宅を襲います。水量と勢いはどんどん増していき……15分後、建物の屋根にまで濁流が迫り、今にも流されそうな状態に。そして30分後、建物は跡形もなく流されてしまいました。

街も、あっという間に冠水してしまいました。
雨が上がり、冠水した道をゆっくりと車で進んでいると、女性とともに、ボードに乗って進む犬がいました。

記者
「わんちゃんをボードに乗せていますね。話を聞いてみましょう」

女性
「こんにちは」

記者
「こんにちは。テレビですが、話を聞いてもいいですか?」

女性
「ええ。流されていますが…」

住民の生活に、大きな影響を及ぼしている、ハリケーン「イダリア」。
アメリカメディアによると、フロリダ州などでは約40万世帯で一時停電が発生しました。
さらに、悪天候の中、車を運転していた男性が木に衝突するなど、これまでに少なくとも2人が亡くなっているということです。

ハリケーン「イダリア」は上陸後、「カテゴリー3」から「1」に勢力を落とし、アメリカの南東部を北上しています。連邦緊急事態管理庁は「嵐の残骸は、まだフロリダに影響を及ぼしている。おそらく週末にかけて、影響を受け続けるだろう」としていて、引き続き、暴風や洪水、高潮への警戒を呼びかけています。