米大統領選 ハリス氏・トランプ氏の舌戦激化 激戦州ウィスコンシンで集会
アメリカ大統領選挙は最終盤に入りハリス副大統領トランプ前大統領ともに激戦州のてこ入れを行っていて激しい舌戦が続いています。
トランプ前大統領は1日、暗殺未遂後、共和党大会の指名受諾演説が行われたウィスコンシン州の会場で集会を行いました。ウィスコンシン州ではハリス副大統領がわずかにトランプ氏をリードする形となっていますが、わずか0.3ポイント差で大接戦となっています。
共和党候補・トランプ氏
「みなさん覚えているでしょう。5か月前、彼女はひどく無能だと言っていましたよね。歴史上最悪の副大統領を受け入れることはできない。カマラ、あなたはクビだ!でていけ!」
選挙戦の最終盤、両陣営ともに相手への個人批判のトーンを強めています。
ハリス副大統領も同じウィスコンシン州でトランプ氏と同じ時間帯に集会を開きました。
民主党候補・ハリス氏
「トランプがどんな人間なのか、みなさん知っていますよね。トランプはあなたの暮らしをよくしてくれる人ではありません。彼はますます不安定になり復讐心にとりつかれている。トランプはずっと不平不満を言い、抑制のきかない権力を求めている」
ハリス副大統領は反トランプ派の共和党元議員リズ・チェイニー氏についてトランプ氏が「銃の標的にして、どう感じるか見てみよう」と発言したことについて「大統領として不適格だ」と批判するなど互いの発言をめぐる激しい攻防が続いています。