米・ブリンケン国務長官も国連で「露は数日以内に攻撃を開始する準備」
アメリカのバイデン大統領は、ロシアによる軍事侵攻について、「数日以内に起こりうる」と述べ、強い警戒感を示しました。
バイデン大統領「(侵攻の脅威は)非常に高い。私の感覚では、今後数日以内に起こりうる」
バイデン大統領は、発言の根拠について、「侵攻準備を行っているあらゆる兆候がある」などと述べました。
また、ブリンケン国務長官も国連での演説で、「我々の情報では、ロシアは、数日以内に攻撃を開始する準備を進めている」とした上で、「攻撃の口実作りを計画している」とも指摘。ロシア国内でのテロのねつ造などをあげました。
また、初期の攻撃として、「ウクライナ全土へのミサイルや爆弾による攻撃、サイバー攻撃も計画されている」と具体的に言及、「首都キエフも標的に含まれる」としています。
さらにブリンケン長官は、ロシアのラブロフ外相に対し、来週ヨーロッパでの会談を提案する書簡を送ったことも明らかにしました。
こうした中、アメリカ国務省は、モスクワにあるアメリカ大使館ナンバー2の次席公使が、国外追放処分を受けたと発表しました。「根拠のない追放だ」などと強く反発しています。