アフリカ・スーダンで戦闘を続ける国軍と準軍事組織のRSF（＝即応支援部隊）が、人道支援に関する合意文書に署名したことがわかりました。停戦には合意しておらず、依然として隔たりは大きいということです。

地元メディアによりますと、サウジアラビアの西部ジッダで6日から協議を行っていたスーダン軍とRSFの代表者が12日、人道支援に関する合意文書に署名しました。

文書には、民間人が戦闘地域から安全に避難できるようにすることや、医療機関や電気、水といったインフラの復旧と保全などが盛り込まれています。

ただ、停戦合意には至っておらず、ロイター通信はアメリカの政府高官の話として「双方の立場には依然として大きな隔たりがある」と伝えています。