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中国・習主席 ウクライナ情勢は“対話による解決が望ましい”…ロシアのメドベージェフ氏と会談

2022年12月21日 22:07

中国の習近平国家主席は、ロシアのメドベージェフ安全保障会議・副議長と会談し、ウクライナ情勢について、対話による解決が望ましいとの考えを伝えました。

習主席は、中国を訪問中のロシアの前大統領で与党「統一ロシア」のトップを務めるメドベージェフ安保会議副議長と北京市内で会談しました。

中国外務省によりますと、習氏はこの中で「全ての関係国が理性と自制心を保ち、包括的な対話と政治的な手法を通じて、共通の安全保障上の懸念を解決することを期待する」と述べました。

一方、ロシアメディアによりますと、メドベージェフ氏はプーチン大統領の親書を渡すとともに、会談後、「ウクライナ情勢を含む国際情勢について議論し、非常に有意義だった」と述べたということです。中国はアメリカへの対抗上、ロシアとの連携を重視する姿勢を崩していません。

一方で、ロシア軍の苦戦が伝えられる中、核の使用や威嚇に反対する姿勢を明示するとともに、交渉による解決を求めるなど、国際社会に向けて中立の立場をアピールすることにも腐心しています。