ノーベル経済学賞にバーナンキ元FRB議長ら 日本の初受賞ならず
今年のノーベル経済学賞にアメリカの中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)の議長を務めたベン・バーナンキ氏ら3人が選ばれました。日本の受賞はなりませんでした。
ノーベル経済学賞に選ばれたのは、FRB元議長のベン・バーナンキ氏、シカゴ大学のダグラス・ダイヤモンド教授、ワシントン大学のフィリップ・ディビグ教授の3人です。
スウェーデンの王立科学アカデミーは、受賞理由について、「金融危機下において銀行が果たす役割や金融市場の規制方法について、理解を深めることに大きく貢献した」としています。
その上で、3人の研究により、銀行の破たんを回避することがなぜ重要なのかが明らかになり、「深刻な金融危機を防ぎ、多額の救済措置を回避する能力を向上させた」と評価しました。
これで今年のノーベル賞の発表が終わりましたが、日本の受賞はありませんでした。