ノーベル物理学賞 フランスなどの物理学者3人が選ばれる 日本の受賞なし
4日の日本時間午後7時前、ことしのノーベル物理学賞が発表され、フランスなどの物理学者3人が選ばれました。日本の受賞はなりませんでした。
ノーベル物理学賞に選ばれたのは、フランス出身でパリ=サクレー大学教授のアラン・アスペ氏、アメリカ出身でクラウザー研究所のジョン・クラウザー氏、オーストリア出身でウィーン大学教授のアントン・ツァイリンガー氏です。
受賞理由については、互いに離れた2つの粒子が対になって同期するように振る舞う「量子もつれ」の状態を利用した画期的な実験を行い、量子情報科学の分野に新たな境地を切り拓いたことが評価されました。
この研究により、従来のコンピューターに比べはるかに高速な量子コンピューターなどの開発に貢献したとしています。
授賞式は12月に行われます。
ことしは新型コロナウイルスの感染が落ち着いていることから、3年ぶりに授賞式はすべて対面形式で行われる予定です。