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南北の常設対話機構設置を提案~韓国大統領

2010年1月4日 13:13

 韓国・李明博大統領は4日、新年の演説で、北朝鮮に対して対話の窓口を常設することを提案した。

 「今年は南北関係に新しい転機を作り出さなければならない。このためにまず、南北間に常設的な対話のための機構を用意しなければならない」-李大統領はこのように述べ、北朝鮮に対し、対話と協力に応じるよう求めた。また、核問題を話し合う6か国協議に速やかに復帰するよう促した。

 南北関係については、北朝鮮も今年の施政方針を示す新年共同社説で「改善の道を切り開くべきだ。各階層の往来と接触を通じて協力を推進していくべきだ」と、去年に比べて李政権への批判を控えている。

 韓国と北朝鮮は去年、第三国で複数回接触していたことが明らかになっており、本格的な関係改善が進むかどうかが注目される。