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火山灰の影響 十数か国で空港閉鎖が続く

2010年4月19日 20:55

 アイスランドから流れ込む火山灰により、ヨーロッパの空の便がマヒしている問題で、依然として十数か国で空港閉鎖が続いている。

 イギリスなど早い段階から影響を受けた国にとって、混乱は19日で5日目となった。ヨーロッパ全体では、依然として十数か国で空港閉鎖が続いている。ヨーロッパの管制当局によると、15日から18日までに欠航となったのは、ヨーロッパ全体で約6万3000便、全体の約6割に上る。19日は、スペインやポルトガルで運航が再開したほか、イタリアやフランスの一部でも規制が解除されていて、日本時間19日午後5時30分発表の最新の見通しでは、19日はヨーロッパの5割の地域で、通常の3割にあたる便が運航できるとしている。

 また、政治レベルでも打開策に向けた動きが加速している。欧州連合(EU)は日本時間19日午後11時から担当大臣によるテレビ会議を開き、各国が協調して事態を打開すべく、検討をすることにしている。