日本の2人にノーベル賞、受賞者は18人に
日本時間6日、今年のノーベル化学賞に、北海道大学の鈴木章名誉教授(80)とアメリカ・パデュー大学の根岸英一特別教授(75)が選ばれた。今回の受賞で日本のノーベル賞受賞者は18人となり、化学賞では08年の下村脩さんらに続く7人目。
有機化学が専門の鈴木氏は、81年にパラジウムなどの金属を使って化合物を結びつける「鈴木カップリング」と呼ばれる画期的な手法を発表したことが評価された。
根岸氏も有機化学が専門で、金属を利用した「根岸カップリング」と呼ばれる化合物の合成方法をいくつも開発した。
鈴木氏や根岸氏が発見した方法によって、医薬品や液晶テレビなどに使われる化合物を効率良く作る能力は飛躍的に高まった。
授賞式は12月10日にスウェーデン・ストックホルムで行われる。