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スー・チーさん、軍政との対話姿勢を表明

2010年11月15日 1:41

 ミャンマーの民主化運動指導者、アウン・サン・スー・チーさんが14日、ヤンゴンで、7年半ぶりに自宅軟禁が解かれてから初めて演説し、軍事政権と対話をしながら民主化運動を続ける意向を示した。

 演説はスーチーさんが率いてきた政党の本部前で行われ、数千人の支持者らが詰めかけた。演説の中で、スー・チーさんは民主化運動を続ける意欲を示すとともに、民主化勢力の結集を訴えた。一方で、軍事政権に対しては「敵意は持っていない」と述べ、対話による和解を求めていく意向を示した。

 スー・チーさんは、軍事政権トップ、タン・シュエ議長とも直接話し合いたいとしている。