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砲撃2日前、金親子が基地を視察~韓国紙

2010年11月26日 2:20

 北朝鮮軍が23日に韓国・延坪島を砲撃した事件で、韓国・中央日報は25日、砲撃2日前の21日、北朝鮮・金正日総書記と後継者の三男・正恩氏が砲撃を実施した軍の基地を視察したと報じた。今回の砲撃は、金親子が主導した計画的な挑発と考えられると指摘している。

 北朝鮮・朝鮮中央テレビは22日、部隊の視察については一切触れてないが、2人が基地がある地域を訪れ、魚の養殖場を視察したことは報じていた。

 長崎・佐世保市にあるアメリカ軍基地では25日午前、アメリカ海軍の補給艦やミサイル追跡艦が相次いで出航した。28日から朝鮮半島の黄海で始まるアメリカと韓国の合同軍事演習に加わるとみられる。

 こうした動きに対し、朝鮮中央テレビは25日午後5時半ごろ、「再び無分別な軍事的挑発を敢行するなら、我が軍隊はちゅうちょなく2次3次の強力な物理的報復打撃を加えることになるだろう」と報じてアメリカと韓国の軍事演習の動きを強くけん制し、強硬姿勢を崩していない。