エルバラダイ氏、大統領選に出馬表明
ムバラク政権が崩壊したエジプトで9日、ノーベル平和賞受賞者のエルバラダイ氏が、新しい大統領を決める選挙に出馬する意向を初めて表明した。
エルバラダイ氏は9日、地元のテレビ番組に出演して「大統領選への扉が開かれているなら、立候補するつもりだ」と述べ、今年行われる予定の大統領選に出馬する意向を初めて明らかにした。
国際原子力機関(IAEA)の事務局長を務めたエルバラダイ氏は、ムバラク政権を崩壊に追い込んだデモにも参加し、大統領選への出馬が有力視されていた。
しかし、エルバラダイ氏は、大統領選の前に新しい憲法を制定すべきとの立場を示しており、「民主制度が機能している場合のみ出馬する」としている。