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スリーマイル事故より深刻~エネルギー長官

2011年3月17日 11:19

 アメリカ・エネルギー省のチュー長官は16日、福島第一原発の原子炉は危機的な状況にあり、79年に起きたスリーマイル島の原発事故よりも深刻だという認識を示した。

 チュー長官は、日本にいるアメリカ政府の職員から報告を受けているとした上で、「炉心が部分的な溶融を起こしており、危機的な状況にある。スリーマイル島の原発事故よりも深刻な状況にある」という認識を示した。

 また、アメリカ原子力規制委員会のジャッコ委員長は、日本国内のアメリカ人に対し、福島原発の80キロ以内から避難するよう呼びかけた理由について、「高いレベルの放射能漏れが起きる可能性があることなどから判断した」と述べた。