中国企業、福島原発向けにポンプ車を寄贈
事故が起きた福島第一原子力発電所の冷却作業に向け、中国の企業が放水用の車を寄贈することがわかった。
この車は、元は建設現場で生コンクリートを流し込むために使われるポンプ車で、遠隔操作により高さ62メートルから1時間に170トンの放水ができるという。中国・湖南省のメーカーがサウジアラビアの企業から受注したもので、価格は約8000万円となり、「東京電力」からの依頼を受けて日本へ寄贈することになった。
ポンプ車は22日に中国・上海の港を出発し、24日には大阪港に到着する予定。