G20財務相会議開始、震災の影響を議論へ
主要20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が14日、アメリカ・ワシントンで始まった。東日本大震災が世界経済に与える影響などについて、意見が交わされる。
会議は14日から2日間の日程で行われ、東日本大震災後、初めての大きな国際会議となる。
野田財務相は「震災によって下押しリスクはある。しかし、全体として日本経済も金融も強じん性を保っている。復興に向けて頑張っていくというメッセージを強く出したい」と述べた。また、日本の農産品や工業製品などに風評被害が広がっていることを受け、会議で各国に冷静な対応を呼びかける他、日本の財政健全化に向けた取り組みを説明する考えを示した。