優れた報道などに与えられるピュリツァー賞が１８日に発表され、アメリカの新聞「ロサンゼルス・タイムズ」が公益部門に輝いた。ロサンゼルス・タイムズは、カリフォルニア州の自治体の幹部が不当に高い収入を得ていた事実を暴いた。

　また、速報写真部門は、ハイチの地震の悲惨さをとらえたアメリカの新聞「ワシントン・ポスト」が受賞した。兄弟を捜して、崩れた学校のがれきの上で泣き崩れる少女の姿などが写されている。

　今年のピュリツァー賞は、去年一年間の業績が対象になっているため、東日本大震災に関する報道などは含まれていない。