宇宙飛行士・古川聡さん 最終試験に挑む
宇宙で半年間の長期滞在を目指す宇宙飛行士・古川聡さんが、ロシアで出発前の最終試験に挑んでいる。
最終試験は、モスクワ郊外のガガーリン宇宙訓練センターで行われている。課題は、宇宙船や宇宙ステーションで異常事態が起きたとき、的確に対応できるかどうか。クルーは問題が入った封筒を選んで署名し、中に書かれているトラブルの内容に挑む。
古川さん「しっかり訓練できて、準備万端です。きょうは最終試験ですが、いつも通りやっていきたい」
訓練センター長「(古川さんは)プロです。良い結果が出ると思います」
試験は、「水や空気など生命維持に関係したトラブル」「機材の故障や損傷といった物理的なトラブル」「スタッフの健康問題」という3つの分野から1問ずつ出題される。
試験は13日に終わり、合格すれば、古川さんは来月8日、ロシアの宇宙船「ソユーズ」で宇宙に出発する予定。