静岡県産の食品、検査対象に追加~EU
EU(=欧州連合)は4日、日本からの輸入食品について、放射性物質の検査を義務付けている産地を見直し、新たに静岡県を対象に加えることを決めた。
EUの欧州委員会は、福島第一原子力発電所の事故後、福島など13都県で生産された食品を対象に放射性物質の検査を義務付けてきた。しかし、先月、フランスに空輸された静岡県産の茶葉から出荷制限の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されたことを受け、EUは、これまで対象外だった静岡県も新たに検査対象に加えることを決めた。
一方、これまで検査対象に含まれていた山形県と新潟県については、サンプル調査で異常が認められず、対象から外された。
これにより、EUが検査対象としているのは12都県となり、今後は9月に検査対象を見直すとしている。