米国務長官「人質解放めぐる交渉でハマスから返答」
中東を歴訪中のアメリカのブリンケン国務長官は6日、人質の解放をめぐる交渉で、イスラム組織「ハマス」から返答があったと明らかにしました。
ハマスが拘束を続ける人質の解放に向けては、イスラエルのほか、アメリカ、カタール、エジプトの4か国が交渉にあたっています。カタールを訪問中のブリンケン国務長官は6日、アメリカなどの人質解放の提案に対し、ハマス側から返答があったと明らかにしました。
ブリンケン国務長官「今夜、ハマスから返答があった。まだやるべきことが多々あるが、合意は必要で、可能だと信じている」
ただ、返答の具体的な内容については明らかにしていません。
一方、イスラエル政府は6日、ハマスの返答について内容を精査しているとしていますが、地元メディアは、政府高官が、ハマス側が提示した条件は受け入れられないとの見解を示していると報じています。
ロイター通信などによりますと、イスラエルは今も136人の人質が拘束されているとしています。
こうした中、イスラエル軍の報道官は6日、人質のうち31人が死亡したと明らかにしました。すでに遺族にも伝えたということです。